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芸術運動 · 1400年頃〜1600年頃 · イタリア

ルネサンス美術:三大巨匠からボッティチェリまでの絵画

ルネサンス美術とは、15世紀初めにイタリアのフィレンツェで始まり、古代ギリシャ・ローマの美術と理想をよみがえらせた芸術運動です。1600年頃まで続き、1500年頃〜1530年頃に盛期ルネサンスと呼ばれる頂点を迎えました。ルネサンス(ルネッサンス)の画家には、三大巨匠のレオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロのほか、サンドロ・ボッティチェリやティツィアーノがいます。

ルネサンス絵画は、遠近法(線遠近法)で奥行きのある自然な空間をつくり、本物らしく理想化された人物を描きました。絵具も卵テンペラから油彩へと移っていきました。レオナルドの《モナ・リザ》には、輪郭線を使わずに光から影へとなだらかに移るスフマートが見られます。15世紀末には北ヨーロッパにもルネサンスが広がり、その美術は北方ルネサンスと呼ばれます。

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選定・執筆:Pavel Mazuelas2026年11月5日更新

特集: 西洋美術史の年表:ゴシックから現代までの美術様式と芸術運動関連: 北方ルネサンス、マニエリスム、有名な宗教画

ルネサンス美術のすべての絵画と作品

宗教画、肖像画、神話画、歴史画、寓意画。すべてパブリックドメインで、無料でダウンロードできます。

ルネサンスの有名な絵画

フィレンツェ、ローマ、ヴェネツィアで生まれたイタリア・ルネサンス美術の代表作です。作品をクリックすると、拡大して見たり、無料でダウンロードしたりできます。

ルネサンスの代表的な画家

三大巨匠のレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロから、ヴェネツィアのベッリーニ、ティツィアーノ、ヴェロネーゼまで、ルネサンスの9人の巨匠です。名前のリンクから、それぞれの作品をすべて見られます。

ミケランジェロの絵画

ミケランジェロは1508年から1512年にかけて、教皇ユリウス2世のためにシスティーナ礼拝堂の天井画を描きました。ヴァチカン美術館によれば、だまし絵で描いた建築の枠組みの中に『創世記』の9つの物語を配しています。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、未完の《マンチェスターの聖母》を、ミケランジェロの現存する絵画のなかでおそらく最も早い作品としています。

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ルネサンス絵画の女性像

ルネサンスの画家たちは、女性の肖像を、真横から描く厳格な形式から、見る人のほうへ体を向けた姿へと変えていきました。クラクフ国立美術館によれば、レオナルドの《白貂を抱く貴婦人》は4分の3正面の向きによって、それまでの肖像画にない生命感をモデルに与えています。

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ルネサンス絵画の天使

ルネサンスの宗教画では、天使が神のお告げを伝え、歌い、見守っています。ロンドン・ナショナル・ギャラリーによれば、ボッティチェリの《神秘の降誕》では、オリーブの枝を持った12人の天使が、開かれた天の金色のドームを囲んで輪になっています。

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ルネサンス絵画の特徴と見分け方

  • パオロ・ウッチェロ『サン・ロマーノの戦い(ロンドンの板絵)』

    線遠近法

    地面に転がる折れた槍が、奥へ遠ざかる格子の線に沿って並んでいます。ロンドン・ナショナル・ギャラリーによれば、ウッチェロは線遠近法の先駆者でした。線遠近法とは、アルベルティが1435年に記述した、平行な線が地平線上の1点に集まるように描く方法です。

    サン・ロマーノの戦い(ロンドンの板絵)、パオロ・ウッチェロ

  • サンドロ・ボッティチェリ『ヴィーナスの誕生』

    古代ギリシャ・ローマの美術

    ウフィツィ美術館によれば、ボッティチェリはヴィーナスの恥じらうポーズを古代の彫像から、2人の風神をロレンツォ・イル・マニフィコが所有していた古代の宝石から借りています。古代の美術は、ルネサンスの芸術家たちにとっての手本でした。

    ヴィーナスの誕生、サンドロ・ボッティチェリ

  • レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』

    やわらかな光と影(スフマート)

    口元や目尻を見ると、くっきりした輪郭線がないことがわかります。ルーヴル美術館によれば、レオナルドのスフマートは薄い絵具の層を重ねて生まれる煙のような効果で、輪郭も明暗の対比もごく微妙です。

    モナ・リザ、レオナルド・ダ・ヴィンチ

  • ラファエロ『ひわの聖母』

    均衡と調和

    聖母と2人の幼子が、安定したピラミッド形をつくっています。ウフィツィ美術館はこの構図の源をレオナルドに求め、ゲッティのAATは構図の秩序、対称、均衡、調和を盛期ルネサンスの特徴に挙げています。

    ひわの聖母、ラファエロ

  • ミケランジェロ『聖家族(ドーニ・トンド)』

    彫刻のような人体

    ウフィツィ美術館によれば、ミケランジェロはこの聖家族を彫刻のように構想しました。ねじれた体は、1506年にローマで発掘されたラオコーン像などの古代の大理石彫刻に学んだものです。

    聖家族(ドーニ・トンド)、ミケランジェロ

  • ジョルジョーネ『テンペスタ(嵐)』

    ヴェネツィアの色彩と風景

    ジョルジョーネの《テンペスタ(嵐)》では、嵐の風景そのものが真の主題です。アカデミア美術館はこの絵をヴェネツィア絵画の新しい牧歌的なジャンルの原型と呼び、ロンドン・ナショナル・ギャラリーはジョルジョーネの深みのある濃密な色彩を称えています。

    テンペスタ(嵐)、ジョルジョーネ

ルネサンス美術の前と後:美術史の流れ

  1. ジョット・ディ・ボンドーネ『オニサンティの聖母(荘厳の聖母)』ゴシック美術1150年頃〜1500年代
  2. レオナルド・ダ・ヴィンチ『モナ・リザ』ルネサンス美術1400年頃〜1600年頃
  3. ヤン・ファン・エイク『アルノルフィーニ夫妻像』北方ルネサンス15〜16世紀
  4. アーニョロ・ブロンズィーノ『愛の寓意(ヴィーナス、キューピッド、愚行と時)』マニエリスム1520年頃〜1600年頃
  5. ディエゴ・ベラスケス『ラス・メニーナス(女官たち)』バロック美術1590年頃〜1750年頃

ルネサンス美術とゴシック、マニエリスムの比較

比較項目ゴシック美術ルネサンス美術マニエリスム
年代1150年頃〜1500年代1400年頃〜1600年頃1520年頃〜1600年頃
人物流れるような衣をまとった細長い人物重さと量感のある、本物らしく理想化された人物細長く優美で、わざとらしいポーズの人物
空間と色彩金地と豊かな色彩線遠近法、自然な光、均衡のとれた構図複雑で人工的な構図、不自然で装飾的な色彩
代表作ジョット《オニサンティの聖母》レオナルド《モナ・リザ》ブロンズィーノ《愛の寓意》
代表的な画家ジョット、シモーネ・マルティーニ、ジョヴァンニ・ディ・パオロレオナルド、ミケランジェロ、ラファエロ、ボッティチェリ、ティツィアーノポントルモ、ブロンズィーノ、パルミジャニーノ、エル・グレコ

ルネサンス絵画の代表作と画家の一覧

ルネサンスの有名な絵画を、作者、制作年、現在の所蔵先とともにまとめました。

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この様式・運動の有名な作品。作者、制作年、技法、サイズ、所蔵先と都市の一覧です。
作品名画家制作年技法・素材サイズ所蔵先都市
モナ・リザレオナルド・ダ・ヴィンチ1503年頃〜1519年油彩・ポプラ板79.4 × 53.4 cmルーヴル美術館パリ
最後の晩餐レオナルド・ダ・ヴィンチ1495〜1498年セッコ(乾いた漆喰の壁画)460 × 880 cmサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院ミラノ
アダムの創造ミケランジェロ1508〜1512年フレスコ280 × 570 cmヴァチカン美術館(システィーナ礼拝堂)ヴァチカン市国
ヴィーナスの誕生サンドロ・ボッティチェリ1485年頃テンペラ・カンヴァス172.5 × 278.5 cmウフィツィ美術館フィレンツェ
白貂を抱く貴婦人レオナルド・ダ・ヴィンチ1490年頃油彩・板54 × 40.3 cmクラクフ国立美術館(チャルトリスキ美術館)クラクフ
プリマヴェーラ(春)サンドロ・ボッティチェリ1480年頃テンペラ・板207 × 319 cmウフィツィ美術館フィレンツェ
ウルビーノのヴィーナスティツィアーノ1538年油彩・カンヴァス119 × 165 cmウフィツィ美術館フィレンツェ
眠れるヴィーナスジョルジョーネとティツィアーノ1508年頃〜1510年油彩・カンヴァス108.5 × 175 cmドレスデン国立古典絵画館ドレスデン
システィーナの聖母ラファエロ1512〜1513年油彩・カンヴァス269.5 × 201 cmドレスデン国立古典絵画館ドレスデン
テンペスタ(嵐)ジョルジョーネ1504年頃油彩・カンヴァス82 × 73 cmアカデミア美術館ヴェネツィア
死せるキリストアンドレア・マンテーニャ1483年頃テンペラ・カンヴァス68 × 81 cmブレラ美術館ミラノ
カナの婚礼パオロ・ヴェロネーゼ1562〜1563年油彩・カンヴァス677 × 994 cmルーヴル美術館パリ
聖家族(ドーニ・トンド)ミケランジェロ1505〜1506年テンペラ・板直径120 cmウフィツィ美術館フィレンツェ
ラ・フォルナリーナラファエロ1519年頃油彩・板87 × 63 cmバルベリーニ宮国立古典絵画館ローマ
キリストの洗礼アンドレア・デル・ヴェロッキオとレオナルド・ダ・ヴィンチ1470年頃〜1475年テンペラ・油彩・板177 × 151 cmウフィツィ美術館フィレンツェ
ひわの聖母ラファエロ1505年頃〜1506年油彩・板107 × 77.2 cmウフィツィ美術館フィレンツェ
ヴィーナスとマルスサンドロ・ボッティチェリ1485年頃卵テンペラ・油彩・板69.2 × 173.4 cmロンドン・ナショナル・ギャラリーロンドン
聖愛と俗愛ティツィアーノ1515〜1516年油彩・カンヴァス118 × 278 cmボルゲーゼ美術館ローマ
聖アントニウスの苦悩ミケランジェロ1487年頃〜1488年テンペラ・油彩・板47 × 34.9 cmキンベル美術館フォートワース
カール5世騎馬像ティツィアーノ1548年油彩・カンヴァス335 × 283 cmプラド美術館マドリード
レヴィ家の饗宴パオロ・ヴェロネーゼ1573年油彩・カンヴァス560 × 1309 cmアカデミア美術館ヴェネツィア
キリストの鞭打ちピエロ・デッラ・フランチェスカ1459年頃テンペラ・板67.5 × 91 cmマルケ国立美術館ウルビーノ
神々の饗宴ジョヴァンニ・ベッリーニとティツィアーノ1514年/1529年油彩・カンヴァス170.2 × 188 cmワシントン・ナショナル・ギャラリーワシントンD.C.
ユピテルとイオコレッジョ1530年頃油彩・カンヴァス162 × 73.5 cmウィーン美術史美術館ウィーン
サン・ロマーノの戦い(ロンドンの板絵)パオロ・ウッチェロ1438年頃〜1440年卵テンペラ(一部油彩)・ポプラ板182 × 320 cmロンドン・ナショナル・ギャラリーロンドン

ルネサンス美術についてのよくある質問

ルネサンス美術とは?簡単にいうと?

ルネサンス美術とは、古代ギリシャ・ローマの美術と理想をよみがえらせた美術で、1400年頃のイタリアで始まりました。「ルネサンス」はフランス語で「再生」を意味します。テートはルネサンスを、古典の美術と文化の再発見を受けて1400年頃からイタリアで起こった美術の大きな復興と説明しています。ロンドン・ナショナル・ギャラリーによれば、この言葉は15世紀から16世紀末までの時代と、その時代の美術様式の両方を指します。

出典: テート:Renaissance · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Renaissance

ルネサンス絵画の特徴は?

ルネサンス絵画の特徴は、本物らしく理想化された人物、奥行きのある空間、静かで均衡のとれた構図です。古代ギリシャ・ローマの美術がその手本でした。ゲッティ研究所の『美術・建築シソーラス(AAT)』は、盛期ルネサンスの特徴として人間の偉大さ、英雄的な行為、構図の秩序、対称、均衡、調和を挙げています。ロンドン・ナショナル・ギャラリーの解説によれば、画家たちはアルベルティが1435年に記述した線遠近法で空間を組み立て、レオナルドは明暗をなだらかに変化させるスフマートで輪郭をやわらげました。

出典: ゲッティ研究所AAT:High Renaissance · ゲッティ研究所AAT:Renaissance · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Linear perspective · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Sfumato

ルネサンスの三大巨匠とは?

ルネサンスの三大巨匠とは、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロの3人のことです。テートによれば、ルネサンス美術が頂点(盛期ルネサンス)を迎えたのは1500年頃〜1530年頃の短い期間で、その頂点を示すのがこの3人の作品です。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、16世紀初めの数十年を代表する盛期ルネサンスの巨匠として、この3人にヴェネツィアのティツィアーノを加えています。

出典: テート:Renaissance · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:High Renaissance

ルネサンスの三大巨匠の代表作は?

レオナルド・ダ・ヴィンチの代表作は、パリのルーヴル美術館にある《モナ・リザ》と、ミラノのサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ修道院の食堂の壁に描かれた《最後の晩餐》です。ミケランジェロは1508〜1512年にヴァチカンのシスティーナ礼拝堂の天井画を描き、《アダムの創造》はその一場面です。ラファエロの代表作には、ドレスデン国立古典絵画館の《システィーナの聖母》や、フィレンツェのウフィツィ美術館にある《ひわの聖母》があります。

出典: ルーヴル美術館 · ルーヴル美術館:From the Mona Lisa to The Wedding Feast at Cana · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ):The Last Supper · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ):History · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ) · ヴァチカン美術館:Sistine Chapel ceiling, central stories · ヴァチカン美術館:Sistine Chapel · ドレスデン国立古典絵画館(Google Arts & Culture) · ウフィツィ美術館

ルネサンス美術はいつからいつまで?どこで始まった?

ルネサンス美術は1400年頃にイタリアのフィレンツェで始まり、1600年頃まで続きました。テートによれば、頂点にあたる盛期ルネサンスは1500年頃〜1530年頃で、1520年頃からはラファエロやミケランジェロの後継者たちがマニエリスムへと向かいました。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、新しい写実的な様式の始まりをフィレンツェの画家マザッチョと彫刻家ドナテッロに見ています。様式はその後ローマやヴェネツィアへ広がり、ゲッティのAATによれば15世紀末には北ヨーロッパにも及んで、北方ルネサンスの美術を生みました。

出典: テート:Renaissance · テート:Mannerist · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Renaissance · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Early Renaissance · ゲッティ研究所AAT:High Renaissance · ルーヴル美術館:From the Mona Lisa to The Wedding Feast at Cana · ゲッティ研究所AAT:Northern Renaissance

ルネサンス絵画の始祖は誰?

ルネサンス絵画の始祖とされるのは、1420年代にフィレンツェで活躍したマザッチョです。ロンドン・ナショナル・ギャラリーは、彼を初期ルネサンスで最も革新的な画家、フィレンツェ派の創始者の一人と呼んでいます。マザッチョは、1世紀前のジョットと同じように光で記念碑的な人物に量感を与え、それを線遠近法と組み合わせました。同館は、彫刻家ドナテッロとともにマザッチョが初期ルネサンスのより写実的な様式をもたらしたとしています。

出典: ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Masaccio · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Early Renaissance · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Giotto

ルネサンスの代表的な画家は?

ルネサンスの代表的な画家には、レオナルド・ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロ、ティツィアーノがいます。いずれもロンドン・ナショナル・ギャラリーが盛期ルネサンスの巨匠に挙げる画家で、同館はラファエロを盛期ルネサンス最高の画家、ティツィアーノを16世紀ヴェネツィア最大の画家と呼んでいます。それ以前の15世紀にはマザッチョ、フラ・アンジェリコ、ピエロ・デッラ・フランチェスカ、サンドロ・ボッティチェリが、ヴェネツィアではジョヴァンニ・ベッリーニとジョルジョーネが活躍しました。

出典: ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:High Renaissance · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Raphael · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Titian · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Masaccio · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Fra Angelico · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Piero della Francesca

有名なルネサンス絵画は?

特によく知られたルネサンス絵画には、レオナルド・ダ・ヴィンチの《モナ・リザ》と《最後の晩餐》、ミケランジェロがシスティーナ礼拝堂の天井に描いた《アダムの創造》、ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》と《プリマヴェーラ(春)》、レオナルドの《白貂を抱く貴婦人》があります。《モナ・リザ》はパリのルーヴル美術館、《最後の晩餐》はミラノ、ボッティチェリの2点はフィレンツェのウフィツィ美術館、《白貂を抱く貴婦人》はクラクフにあり、ルーヴル美術館は《モナ・リザ》を世界で最も有名な絵画と呼んでいます。

出典: ルーヴル美術館 · ルーヴル美術館:From the Mona Lisa to The Wedding Feast at Cana · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ):The Last Supper · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ):History · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ) · ヴァチカン美術館:Sistine Chapel ceiling, central stories · ヴァチカン美術館:Sistine Chapel · ウフィツィ美術館 · ウフィツィ美術館 · クラクフ国立美術館

初期ルネサンスと盛期ルネサンスの違いは?

初期ルネサンスはマザッチョからボッティチェリまでの、ほぼ15世紀のイタリア絵画で、盛期ルネサンスは1500年頃〜1530年頃の短い頂点です。ゲッティのAATによれば、初期ルネサンスは中世の幻想的で装飾的な様式から、古典古代の理想化された自然な世界へと向かいました。盛期ルネサンスは1490年代にフィレンツェとローマで発展し、1520年代にマニエリスムが台頭すると終わりを迎えました。ウッチェロやボッティチェリは初期、レオナルドやラファエロは盛期を代表する画家です。

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ルネサンス絵画の遠近法とは?

ルネサンス絵画の遠近法とは、平行な線が地平線上の1点(消失点)に集まるように描いて、平らな画面に奥行きを生み出す線遠近法のことです。レオン・バッティスタ・アルベルティが1435年にこの方法を記述し、ロンドン・ナショナル・ギャラリーはパオロ・ウッチェロをその先駆者と呼んでいます。ルネサンスの画家たちは、油彩やフレスコにも新しい使い方を見いだしました。初期イタリア絵画の主な画材だった卵テンペラは、15世紀後半にはしばしば油彩と併用されるようになり、1500年以降はあまり使われなくなりました。

出典: ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Linear perspective · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Tempera · ロンドン・ナショナル・ギャラリー用語集:Fresco · 最後の晩餐美術館(チェナコロ・ヴィンチャーノ):The Last Supper · ロンドン・ナショナル・ギャラリー:Paolo Uccello

ボッティチェリの《ヴィーナスの誕生》とは?

《ヴィーナスの誕生》(「ビーナスの誕生」とも書きます)は、サンドロ・ボッティチェリが1485年頃に描いた絵で、海の泡から生まれた女神ヴィーナスが岸に着く場面を表しています。ヴィーナスは巨大なホタテ貝の上に立ち、西風ゼフュロスと、おそらくアウラに吹き寄せられています。ウフィツィ美術館によれば、恥じらうポーズは古代の彫像に、抱き合う2人の風神はロレンツォ・イル・マニフィコが所有していたヘレニズム時代の宝石に基づいています。カンヴァスにテンペラで描かれ、フィレンツェのウフィツィ美術館にあります。

出典: ウフィツィ美術館

システィーナ礼拝堂の天井画を描いたのは誰?

システィーナ礼拝堂の天井画を描いたのはミケランジェロで、教皇ユリウス2世の依頼により1508年から1512年にかけて制作しました。ヴァチカン美術館によれば、1508年5月8日に契約を結んで1512年10月に完成させ、教皇は11月1日のミサで礼拝堂を披露しました。だまし絵で描いた建築の枠組みの中に、光と闇の分離からノアの泥酔まで『創世記』の9つの物語を配し、その下の玉座には預言者と巫女を描いています。のちの1536〜1541年には、同じ礼拝堂の祭壇の壁に《最後の審判》を描きました。

出典: ヴァチカン美術館:Sistine Chapel ceiling · ヴァチカン美術館:Sistine Chapel ceiling, central stories · ヴァチカン美術館:Sistine Chapel

ルネサンス絵画はパブリックドメイン?無料でダウンロード・商用利用できる?

はい。ルネサンスの画家はいずれも1660年までに亡くなっているため、その絵画はアメリカでも、著作権が作者の死後70年で切れる日本やEUなどの国でもパブリックドメインです。無料でダウンロードでき、商用利用を含めてどんな目的にも使えます。ただし、美術作品の写真や公立美術館の所蔵品の複製について独自のルールを設けている国もあるため(イタリアなど)、販売や出版の前に商用利用のページで確認してください。

出典: コーネル大学図書館:Copyright Term and the Public Domain

有名な絵画の選び方

ここで紹介する有名な絵画は、世界で最も広く知られているルネサンス絵画です。知名度は、その作品を取り上げた百科事典の記事が何言語にあるかで測り、2026年11月に確認しました。1人の画家につき3点までとしているため、レオナルドの《ジネヴラ・デ・ベンチの肖像》と《美しきフェロニエール》は、下の女性像の列で紹介しています。2人の画家による作品は、美術館が最初に名前を挙げる画家の作品として数えています(《キリストの洗礼》はヴェロッキオ、《眠れるヴィーナス》はジョルジョーネ、《神々の饗宴》はベッリーニ)。

対象は、所蔵する美術館、Wikidata、または当サイトのカタログがルネサンス美術に分類する絵画、フレスコ画、壁画で、額縁や周りの壁を含まない作品全体の画像があるものに限りました。ラファエロの《アテナイの学堂》が入っていないのはこの理由だけで、フレスコ画だけを写した画像が手に入るまでは掲載しません。ミケランジェロの《最後の審判》(1536〜1541年)はマニエリスムに分類され、北ヨーロッパの画家は別のページで紹介しています。ウッチェロの《サン・ロマーノの戦い》は3枚組の板絵の1枚で、ここではロンドンにある1枚を掲載しています。

制作年、サイズ、所蔵先は、各美術館の記録とWikidataに基づいています。

誤りに気づいたらお知らせください。確認して訂正します。